頚椎狭窄症・ヘルニアで麻痺した腕が改善した方法とは?

こんにちは!
鍼灸整体師の山本です。

毎日の施術の中でも、難しい疾患といえば頚椎症です。

特に頚椎脊柱管狭窄症と頚椎ヘルニアです。頚椎は脊髄の中でも一番大切な部位で、事故や怪我で損傷すると頸から下が一切動かなくなります、

今日は、頚椎脊柱管狭窄症と頚椎ヘルニアで左手の痺れと痛み・麻痺で腕が動かない患者さんの治療経過と改善した施術方法についてご紹介します。

頚椎脊柱管狭窄症・頚椎ヘルニアで左腕が麻痺した患者さんの症例

患者さん:65歳男性
20年前から治療に通ってる方で1年ぶり位に来院しました。
一か月前くらいから左頸~肩・腕に痛みと痺れがあり、昨日から腕が動かなくなり麻痺状態に。

日常生活では、茶碗が持てない、顔が洗えない、シャンプーが出来ない、車のハンドルが持てない!

日常生活でもかなり支障がある状態です。

整形外科でレントゲン・MRIを撮ると、頸椎5番と6番の軟骨がかなり減っていて診断は頚椎脊柱管狭窄症と頚椎ヘルニアです。医師からは即手術をすすめられたそうです。

頸椎の手術はしたくないので頸椎疾患では有名な他県の整形外科で再度診察を受けたけど、そこでも手術以外方法はないと言われたそうです。

早速、検査をしてみると

腕を下し立った状態で左腕を挙げると、30度くらいがやっとの状態です。

次にうつ伏せなると、頸肩の痛み腕の痺れで10秒も持たない状態です。もちろん仰向けも無理です。

自宅でも睡眠はソファーに座って寝てるそうです。

ベッドでの施術が出来ないので、椅子に座った状態で施術を行いました。

施術は、背骨の歪みを取る調整法と頸に数本の鍼を打って終了!

週2回の治療で15回の目安で治療計画を立てました。

10回目の治療で腕が上がった!

早く良くなりたい一心で、計画通りに来院して5回目あたりから首から腕の痛みと痺れが軽減します。

そして10回目の治療が終わって、11期目に来院した時には腕が動いて上まで上がるようになりました。

来院するなリ、昨日から急に腕が動くようになって万歳が出来るようになったと大喜びです。

早速検査をすると、145度くらいまで腕が上がってます。

まだ完全には回復してないけど、ベッドに仰向け・うつ伏せになることが出来て今日からベッドで治療を行います。

写真のように、背骨の調整も鍼治療もベッドでできるようなりました。

まとめ!鍼や調整が効いたのではなく、患者さんの治癒力を最大限に発揮するお手伝いをしただけ!

今回の患者さんはかなりの重症の頚椎症だったので改善には10回の施術が掛かりましたが、鍼治療や背骨の調整法で治った訳ではありません。人間には元々備わった自然治癒力があります。その自然治癒力を最大限に発揮させることで様々な身体の不具合が勝手に治っていきます。

この自然治癒力を低下させてる原因は、背骨のズレ歪みです。特に頸椎1番2番がズレてると脳からの神経伝達が滞ります。脳の神経伝達システムが正常に働けば、身体のあらゆる不調・不具合が改善していきます。

脳は身体に不具合があると即座に治しにかかります。コレが自然治癒力なんです。

今回の例も、私がゴッドハンドだから改善した訳ではなく、治りたがってる患者さんの身体をちょっと後押しをしただけです。

もし、手術をしてたら一生後悔することになったかもしれません!

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