ひざが痛くて正座ができない!もしかして変形性膝関節症?原因と改善法は?
遅ればせながら
明けましておめでとうございます!
鍼灸整体師の山本です。
私の治療院では膝の痛みで来院する患者さんも多いんですが、大半がが高齢者の方なんです。
その高齢者もほとんどが女性なんですね。
年齢は60歳以上の女性の方が多いです。60代は高齢者ではないですがww
中には、スポーツで膝の靭帯を痛めた方もいますが怪我以外では高齢の女性が殆どです。
原因は膝の骨(膝関節)の変形です。
変形性膝関節症について話てみたいと思いますので、最近膝の痛みが気になる方は参考にした下さい。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症は、読んで字のごとく膝の骨が変形することで曲げたり動かしたりすると痛みがでる膝の疾患です。
膝は長年の間体重を支えてくれいてます。体重の負担や加齢などによりひざの関節の形が変わり、特に軟骨がすり減って曲げると骨と骨が当たり痛みがでたり可動域が減少していきます。
変形性膝関節症は女性の方が多く男性に少ない理由は?
女性は更年期を境に女性ホルモンが減少します。女性ホルモンが減っていくとカルシウムの吸収が出来にくくなり骨の密度(骨密度)が減少して骨がもろくなります。要するに骨粗しょう症ですね。
特に骨と骨のつなぎ目の軟骨が長年の負担と加齢によってすり減り曲げたり動かすことが制限されてしまいます。ひざだけでなく、首や腰の骨の軟骨も減り脊柱管狭窄症にもなり易くなってきます。
女性は妊娠・出産・更年期など男性には無い多きな負担を身体に掛けてることも、骨の変形に関係しているんですね。
症状は?
・正座がしにくくなる
・階段の上り下りが辛い(特に降りる時)
・立つ時に痛みが増す
・O脚になり易い
・お風呂の中では曲げることが出来る
変形性膝関節症になると殆どの方が正座が出来なくなります。軟骨が変って骨が変形してるので正座ができないのは当たり前で、無理にしようとすれば大変なことになってしまいます。
階段の上り下りも膝を曲げて体重が掛かるわけですから負担の多くなります。特に降りる時に痛みが増します。降りる時は全体重が掛かるので上る時より痛みが出やすくなります。
椅子に座ってる状態から立つ時も膝にかなりの負担が掛かるので、痛みが強くなってきます。
O脚は変形性膝関節症の特徴の一つです。O脚は骨盤の歪みが原因と言われてますが、筋肉の衰えも原因になります。ひざの関節を支える太ももの筋肉が衰えて軟骨がすり減ると体重を支え切れなくなって、負担を分散するために関節が外側に向いてきます。私の治療院でも変形性膝関節症の大半の方がO脚になってます。
膝の悪い方の多くは、お風呂の中だと不思議と曲げたり正座することが出来るそうです。たぶん水の中では膝にかかる体重負担が8~10分の1に減るのが原因でしょう。プールでをウォーキングするのも筋力強化には効果的かもしれませんね。
医療機関での改善法は?
医療機関での治療法は、電気療法やヒアルロン酸注射があります。特にヒアルロン酸注射は効果があります。ひざの関節にヒアルロン酸を注入することですり減った関節を保護して痛みを軽減することが可能です。
しかし、注入したヒアルロン酸効は次第に体内に吸収されて効果は一時的だと言われてます。
その他には、コンドロイチンやグルコサミンなどの健康食品などを摂ることも軟骨の減りを抑える効果があると言われてます。最近では新しい成分「プロテオグリカン」などもあります。医薬品としても使用されてる成分なので医師に相談することをお勧めします。
変形が酷くなり重症になると人工関節を入れる手術をするケースもあります。人工関節を入れると痛みが無くなることも多いのですが、関節の可動域が制限される欠点もあります。まあ、動きが制限されても痛みが無くなれば良いかもしれませんね。
運動療法は効果的か?
自分でできる改善法としては筋力強化などの運動療法があります。特に太もも(大腿二頭筋・大腿四頭筋)を鍛える方法があります。しかし、運動療法は軽度の症状の場合は効果的ですが重症になると悪化することもあるので注意が必要です。
筋力強化のため一生懸命ウォーキングをする方がいますが、膝のが悪い方は歩き過ぎは厳禁です。歩けば歩くほど悪化させることになります。
そこでおすすめなのが、水中ウォーキングです。私が通ってるプールでも日中はお年寄りで満員です。水中ウォーキングは体重の負担が掛からないので無理なく関節を動かし筋力強化ができることがメリットです。水中ウォーキングは膝以外にも腰回りの筋肉や腹筋も強化できるので一石二鳥ですよ。
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