膝に溜まった水は抜く?抜かないで治す鍼灸治療のチカラとは?

こんにちは!
鍼灸整体師の山本です。

膝に水が溜まった経験があるか方は多いと思いますが、あなたは溜まったことがありますか?

私は1度だけ水が溜まったことがあります。大した量ではなかったけど気持悪いですよね。膝の回りが浮腫み触るとぶよぶよしてつっぱった感じで曲げると痛くて正座も出来ません。

病院に行って水を抜いてもらう程でもなかったので、自分で治療しながら半月ほど様子を見たら治りました。

原因は?膝を曲げた時にコキっという音がしてから痛みがでて暫くして浮腫んだような腫れぼったい感じに!年齢的にも軟骨が減ってるの関節内で炎症が起きたのが原因ですね。

病院で水を抜いてから来院する患者さんもいますが、抜いた方が良いのか?抜かないのが良いのか?微妙なところです。

今日は、膝に溜まった水の対処法についてお話ししたいと思います。

水が溜まる原因は?

膝に水が溜まるといっても、その水はどこから出てくるのか不思議に思いませんか?

膝の関節内には、関節液(滑液)という関節をスムーズに動かす粘りっ気のある液体があるんです。でもその量はごく少量なので関節外に出て溜まることありません。では溜まる水はどこから湧いてくるのか?

実は脳が命令をして水を溜めてるんです。関節に炎症が起こった場合に水で炎症を抑えるために溜まるんです。人間の身体の70%は水分ですからどこからでも水は湧き出るんですよ。

これは人間の防衛反応ですべて脳からの命令で起きてる現象なんですよ!

炎症の原因は、高齢者の変形性膝関節症や関節に過度の負担が掛かったりすると水が溜まり易くなります。

溜まった水は抜く?抜かない?どっちが良いの?

溜まった水は抜く方が良いのか?こらは溜まった水の量と症状によって判断します。

まずは、医療機関で医師の診察を受けることが先決です。溜まった水の量が多くパンパンに腫れあがり曲げることも歩行も困難な時は抜くことになりますが、溜まった見頭が少なくて違和感だけの場合やは抜くことはありません。

水を抜くとクセになると言われてますが、関節内の炎症が治らなければ何度抜いても水は溜まりますし、炎症が無くなれば溜まることはありません。

なので、水を抜くか抜かないかは痛みを一時的に取る処置なので、根本的な原因を治すことが大切だということですね。

鍼灸治療の効果~チカラとは?

私の治療院では膝の痛みで来院する患者さんは多いですが、その大半の患者さんが膝に水が溜まってます。

例え膝がパンパンに腫れてる重症の方でも、水を抜くことは勧めません。自然と溜まった水が体内に吸収されて治癒する治療を行います。期間や回数は個人差がありますが3回~5回くらいで治る方が多いです。

「鍼治療ってそんなに効果があるの?」と驚かれる方もいるでしょうが

特別な治療をする訳ではありません。

人間が潜在的に持っている自然治癒力を最大限に引き出す治療をするだけなんですね。

自然治癒力が高まれば免疫力も高まることに繋がり
一度治癒した病気や症状が再発することが限りなく少なくなります。

若きし頃の「寝れば治る」身体を作るのが、鍼灸・東洋医学の神秘のチカラです。

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