腰椎ヘルニアの手術して再発する人は生活習慣が原因?
こんにちは!
鍼灸整体師の山本です。
来院する患者さんの疾患で一番多いのが腰痛ですが、腰痛の中でも椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症が大半を占めています。
ヘルニアや狭窄症の症状が出て間もない方や手術を受けて再発した方もいます。
最近、2年前にヘルニアで半年間通って完治した患者さんが2年ぶりに来店したんですが、再発して手術をしたそうです。
治療して症状が無くなっても月一でメンテナンスしましょうとアドバイスしたのに、2年間放ったらかしにしたら再発しましたって!
アドバイスした姿勢や生活習慣を守るように約束したけど「喉元過ぎれば熱さを忘れる」でしょうね!
また治療をお願いしますって・・・・
手術した病院で再手術したら!と断りました!当たり前ですよね!
治療して治っても、同じことを何度も繰り返すので。
余程、学習能力がないんでしょう。
これを食べてたら命を縮めるので食べないようにと言っても、食べて死ぬんでから!
人間って弱いい生き物です。
さて、今日は20年前にヘルニアの手術をして来院した患者さんの治療について紹介します。
60歳男性・腰椎ヘルニア手術後再発して来院
60歳の男性・20年前に腰椎椎間板ヘルニアを手術
当時、左腰~臀部・下枝に激痛と痺れ、感覚麻痺になりベッドから起きられない状態で救急車で病院に運ばれて即手術を受けたそうです。術後は痺れが多少残ったけど痛みは消えて仕事にも復帰できたそうです。
手術後20年間、再発防止のため週一の鍼灸治療と筋トレ。ストレッチで何とか現状維持を保って来たけど。通っていた鍼灸院の先生が病気のため亡くなったため、私の治療院に来院しました。
2018年8月に来院した時は、腰~臀部と下枝の傷みと痺れで長時間椅子に座ることが出来ない状態です。
患者さん本人は、歳のせいでしょうがない!と諦めてるようで、痛みを軽減してこれ以上悪化しないよう治療をお願いしますと言うことでした。
早速、検査をすると背中が丸くなって猫背で、身体が左に傾いています。
ヘルニア再発は、日頃の姿勢が原因にあることがすぐわかりました。仕事がデスクワークで一日中座ってパソコンを使ってるそうです。
日常生活の姿勢が悪いと、どんな治療をしても治らないことを説明して、姿勢指導・骨盤・背骨矯正・鍼治療を行います。
施術前の圧痛検査では、上部頸椎C1・C2にかなりの圧痛あり。
左右僧帽筋も激痛に近い圧痛あり。
左右の下腿三頭筋に圧痛あり。
この三つの指標に圧痛があると背骨のズレ・歪みが大きいことが分かります。
施術は、背骨のズレ・歪みを整えて、鍼治療をしました。
下の写真を見ると、手術跡がはっきり分かります。ヘルニアの手術では大きい方です。
この患者さんは、これ以上悪化しないように予防で今でも月3~4回は治療してます。
椎間板ヘルニアは手術しても完治することはありません。
椎骨と椎骨の間のクッションの役割をしてる髄核を削り取るわけですから、椎間は負担がかかり易く日頃の悪い姿勢などで何度も再発するリスクがあります。
再発のリスクを無くすには、正しい姿勢や筋力強化などを行って予防することが大切になります。
予防に勝る治療なし!です。
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