腰のすべり症ってどんな状態?滑って転んでイタタタ!じゃなくて骨がズレる!

こんにちは!
鍼灸整体師の山本です。

今年も残り僅かになりました!12月に入ってから冬らしく寒い日が続いていますね!

もうこの歳になると寒さは身体に応えます!若い頃は冬が大好きで、真冬でも半袖のTシャツと薄手のジャンパーで充分でしたからね!

話は変わりますが、冬はさぞかし腰痛の患者さんが多いと思われますが意外と少ないんですよ。冬よりも春先の方が圧倒的に腰痛患者が多くなります。

その理由は?冬は寒いので家の中で閉じこもって身体を動かさない方が多く、春になって暖かなると急に活動的になりぎっくり腰や慢性腰痛が再発しやすくなるんですね!

私の治療院でも3月から5月にかけてぎっくり腰の患者さんが急増します。

また話が逸れましたが、今日のネットのニュースでお笑い芸人ナイナイの矢部浩之さんが「すべり症」で鍼灸院に通ってるそうです。

やべっちさん、芸でもすべらないように鍼灸治療で腰痛すべり症を早く治してください。

ということで、今回は「腰椎すべり症」についてお話ししたいと思います。

腰のすべり症って?

腰のすべり症(腰椎すべり症)とは、腰の5つの骨(椎骨)がズレて脊柱管を通る神経を圧迫する腰痛です。5つの腰の骨は椎間板を挟んで繋がっいてその回りの靭帯や筋肉で支えています。この支える筋肉が弱くなり衰えてくると骨が分離したりすべったりし易くなるんです。

このすべり症は第4腰椎と第5腰椎に多く、腰が前に反り過ぎてる人がなり易いんですね。立った状態やうつ伏せの状で腰の骨が前方に入り込んだり反りすぎてる人は、すべり症になり易い傾向があります。

腰椎は前方に反る(湾曲)して負担を分散していますが、この湾曲が大きいと前方にすべってしまいます。まあ、反りだけが原因ではないですが腰の反りが大きい人は注意が必要ですね!

どんな症状なの?

すべり症の症状は、腰から臀部・下枝にかけて痛みで、神経圧迫が強くなると痺れも出てきます。そして症状として特徴的なのが間欠性跛行(かんけつせいはこう)です。

間欠性跛行とは、しばらく歩くと痛みや痺れで歩けなくなり、少し休むとまた歩くことが出来るようになります。これを繰り返すのが間欠性跛行です。腰部脊柱管狭窄症もこの間欠性跛行が特徴的な症状です。

すべり症の治療法は?

すべり症の治療法は、症状の度合いによっていくつかの治療法があります。整形外科などの医療機関では、コルセットで保護する保存療法や痛みが強い時は、鎮痛剤やブロック注射で痛みを抑えます。

すべり症は、一度なると癖になり易く繰り返し起こることが多いのでリハビリなどで腰椎の回りの筋肉強化をすることも効果的ですね。日常生活に支障を来たすような重症になると手術になるケースも多いでしょう。

鍼灸治療の効果は?

鍼灸治療は人間の自然治癒力を高める治療なのですべり症にも効果は期待できます。私の治療院では治療以外にも筋力強化を勧めています。すべり症は腰の反りや姿勢、椎間板の変性、過度の負担などが原因になりますが根本的な原因は筋肉の衰えです。

特に内部の筋肉であるインナーマッスルを強化して腰椎を支えればすべり症をある程度は防げます。要するに今流行りの体幹トレーニングですね。しっかりと背骨を支える筋肉を強化すれば、すべり症だけでなくヘルニアの予防もできます。

鍼灸で治癒力を高めてインナーマッスルを強化すれば、すべり症は改善することも可能です!

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