疲労性腰痛!痛くはないけど重だるい腰の改善法は?

どうもこんにちは!
鍼灸整体師の山本です。

毎日の生活で痛くは無いけどなんか腰が疲れてるな~ってことありませんか? 1日中デスクワークで座ってる人やドライバーで長期間運転してる方のように長時間同じ姿勢を保ってると脊椎を支える筋肉を酷使して疲労を溜めてしまってます。これが疲労性腰痛になります。

私は料理を作るのが好きで週2~3日は台所に立ちます。料理を作って、後片付けや洗い物もしますが、食器の洗い物をしてる時にいつも腰が辛くなります。我が家の流し台(シンク)は少し低目で中腰の姿勢で立ち続けてると腰がパンパンに張ってきてつい座って休んでしまいます。

これを毎日やってる主婦ってホント大変ですよね!でも毎日やってるのに腰が辛いって言ってるのを聞いたことがありません。腰に負担が掛からないように姿勢など色々工夫してるみたいです。

疲労性腰痛の原因は?

疲労性腰痛の原因は、筋肉の疲労です。「そのまんまじゃないですか?」と言われそうですが?

椎骨は内部の筋肉と外部の筋肉によって1本の背骨として支えています。もし筋肉が無かったら背骨はバラバラに崩れて、脊髄がない軟体動物のようにフニャフニャの身体になってしまいます。

立ったり座ったりしてるだけでも骨格を支えるために筋肉は働いてくれています。ましてや、重いものを持ったりプロスポーツ選手のような激しい動作をすると筋肉に掛かる負担は図りしてません。

過酷な運動で支える筋肉が限界を超えると、筋繊維が切れる肉離れを起こしたり捻挫(ぎっくり腰)になったりします。特にスポーツなどしなくても毎日の生活で筋肉は疲労し続けてるんですね。

例えば、直立不動で30分間同じ姿勢を続けるのと、30分歩くのではどっちが筋肉への負担が大きいでしょうか?

正解は、直立不動で30分間同じ姿勢を続ける方が筋肉の負担が数倍かかります。歩く方が疲れるでしょう?と思うでしょうが?動いてる時の方が筋肉は付かれないんです。

直立不動の姿勢で何分続くか一度試してみてください。おそらく10分と続かないと思います。それだけ姿勢を維持する筋肉には想像を超える負担を掛けてることになるんですね!

骨格を支えるにはインナーマッスル(内部筋)が働いて、身体を動かすのは外部の大きな筋肉が働きます。最近で体幹を鍛えるエクササイズなど流行ってますが、正しい姿勢を維持するためにもとても理にかなった方法です。

疲労性腰痛の解消法は?

腰部を支えるために1日働いてくれた筋肉はその日に内に疲労を取ってあげる正しいケアが大切です。おすすめなのがストレッチです。固くなった筋肉はストレッチで伸ばすことで回復させることが可能です。

ただ、疲労で固くなった筋肉をマッサージなどで強く揉み解すことは控えた方が無難でしょう。固くなった筋肉を強く揉んだり押したり強い刺激を与えると、防御反応を起こし身体を守ろうとして更に固くなっいてしまいます。

強い刺激で長時間揉み過ぎると、筋繊維や筋膜が切れてそれを修復しようと更に硬直してしまいます。この状態が揉み返しです。でも、すべてのマッサージがダメという訳ではなく、強い刺激が逆効果になると言うことです。

オイルマッサージのようなリラクゼーションは疲労した筋肉には効果的でしょう。

私は仕事がら自分で鍼を打つことが多いですが、1日の施術で疲れた筋肉は鍼を打って癒してあげています。それもたった1本打つだけで固く疲れた筋肉がす~と緩んでくるのが分かるんですよ!

最近どうも疲れが取れないという方は、鍼灸治療で疲れて固くなった筋肉を開放して上げて下さい。鍼灸院では針治療だけでなくストレッチなども施術に加えてる先生もいますので疲労性腰痛がある方は両方合わせてお願いしましょう。

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