逆子が鍼灸で治るって本当? 鍼灸師が教える逆子のお灸・ツボとは?

こんにちは
鍼灸整体師の山本です。

私の治療院では、腰痛や腱鞘炎で来院する妊婦さんがいますが、たまに逆子の妊婦さんもいます。
産婦人科で逆子の治療をしたけど、なかなか治らなくて鍼灸で治りませんか?と言う問い合わせが多いんです。

逆子を治すツボはありますけど、正直いうと治る確率はそんなに高くありません。

たぶん50%くらいかな?

今日は、逆子のツボについてお話したいと思います。

逆子に使うツボは?

逆子は主に、三陰交と至陰という2つのツボを使います。

三陰交(さんいんこう)

専門的な経絡で言うと、三陰交は足の太陰脾経で
「女性のツボ」とも言われ女性特有の悩みを改善させます。
月経不順・更年期の症状・足の冷え・尿のトラブル・足のむくみ・疲れなど。
三陰交の場所は、足の内くるぶしから指4本分上の脛骨の骨際です。

三陰交
コレ、私の足ですが汚くてすみません!照明の関係で黒ずんでますが実物はもっと綺麗ですよw

三陰交の灸
お灸の方法は、写真のような灸や藻草を米粒大にして直接ツボに付けて刺激する方法もあります。
ドラッグストアなどで購入できる「せんねん灸」なら自宅でも簡単に灸を据えられるのでおすすめですよ。

至陰(しいん)

至陰は足の陽明膀胱系経で逆子の灸で有名なツボですが他にも冷え性やめまい、目の疲れに良く使うツボです。
鍼灸では鍼よりも灸をすることが多く、逆子もお灸て治します。
場所は、足の小指の爪の外側の生え際にあります。

至陰の灸
この至陰のツボに灸をすると、お腹の胎児が活発に動き出すので驚く患者さんも多いんです。

妊娠初期や中期までは逆子が多いと言われてますが、胎児が小さく子宮内に余裕があるので動きやすいことが原因と言われてますが、まだはっきりした原因は分からないそうです。

私は産婦人科医ではないのであまり詳しくないですが、逆子の95%は出産前に正常な状態に戻るそうですよ。
残りの5%の赤ちゃんは帝王切開をする場合が多いんでしょうか?

足から出てくると一番大きい頭が最後になるので、かなり難産になるでしょうね!
って言うか、逆子のまま分娩することはなくほとんど帝王切開で出産するんでしょうね。

逆子治療のリスク

逆子治療のリスクト言っても、医療機関での治療や運動療法はまったく問題ないです。
鍼灸や整体などの民間療法にはリスクが伴うち言うことなんですね。

実際にお灸で逆子が治った事例もいくつかありますが、内心冷や冷やものなんです。

胎児が動けば、へその緒に絡まったりすることが無いとは言えないですし、もし首に絡まったりしたら取返しが効かなくなるでしょう。産婦人科のようにエコーなどで胎児の様子を見ながら治療することが出来ればいいけど、我々鍼灸師はあくまで勘でするしかありません。

産婦人科と連携して逆子治療が出来ればこんなすばらしいことは無いですが、現実は難しいです。

仮に逆子治療が得意な鍼灸院があったとしても、安易に治療を受けずにまずは医師の指導を受けることが大切です。

もし、逆子と診断されても、出産前までに95%が正常な状態に戻り生まれてくるんですからね!

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