かかとの痛みで歩けない50代の患者が鍼1本で治った体験談!

こんにちは!
鍼灸整体師の山本です。

毎日の施術で一回で劇的に治る患者さんもいれば、続けて通って治療しても治らない患者さんもいます。

もしも、一回の治療ですべての患者さんが治ったら、都内の一等地に数十億円の豪邸が建つでしょうww

今日は一回の鍼治療で踵の痛みが完治した患者さんを紹介します。

50代男性大工さん・捻挫~踵骨痛

少し前のことですが、50半ばの大工さんで仕事中に足首をひねって、踵をつくと激痛が走り歩けなくなりびっこを引きながら来院しました。

初診の検査では、足首・外踝に多少の腫れ炎症がある状態で触った感じや足関節を動かしてもそれ程痛みはなく、軽い捻挫という診断をしました。

でも患者さんの主訴は、かかとを付くと激痛が走り歩けないということ、踵を付けると足首に響く痛みではなく踵自体が痛いと言うことです。捻挫では良くあることですが、これほど激しい痛みは珍しいです。

2日間、痛くて仕事が出来ないので何とかしてくれ!と藁をも掴む思いで来院!

早速、治療をしましたが選んだツボは一つだけ「湧泉」に鍼を一本打ちました。

この「湧泉」のツボは何度も紹介してますが、冷え・むくみ・痙攣・疲労・・・万能のツボと言っても良いくらい頻繁に使用するツボです。ツボの位置ですが、指を屈曲するとくぼみができる所と人差し指と中指の間の正中線上に取ります。

通常、捻挫の治療は足首の腫れてる所に数本鍼を打ちますが、今回は湧泉への一本だけでどれくらい痛みが取れるか実験させていただきました。

1) 「湧泉」穴に鍼を2センチ程入れて捻鍼
2) 10分間置鍼
以上

10分経過後、立って歩くようにと指示して、お恐る恐る踵を付いてみると
「痛くない! まじ、嘘みたいだよ~」と何度も踵を付けていました。

正直言って、一度でしかも「湧泉」のツボだけで治るなんて私も驚きました!

まあ、涼しい顔して「ドッドハンドなので普通ですよ!」と言っておきましたw


「湧泉」のツボに自分で鍼を打ってみました。
普段は自分で足の裏のツボには鍼を打ちませんが、意外と痛かったです。

かかと・踵骨痛の原因は様々!

かかとの痛みは様々な原因で起こりますが、大体次の原因が多いですね!

・踵骨の疲労・圧迫骨折
・踵骨棘・足底筋膜炎・かかと周辺の炎症
・踵骨骨端症(シェーバー病)
・アキレス腱
以上
ざっとこんなものでしょう?

この中でも多いのが、疲労骨折や圧迫骨折ですね。特に中高年の方が殆どです。
原因はウォーキングやジョギングのし過ぎです。

私の住んでる取手市なら小貝川の河川敷には芝や土もコースがあるけど
都心ではアスファルトを走るしかないので、踵に負担が掛かり易くなります。

踵骨骨端症(シェーバー病)は、思春期の子供の成長痛で、部活などで激しい運動をしてる子供に起こります。成長と共に治るので一定期間の静養が必要ですね。

その他も、歩き方や靴が原因の場合が多いので、靴を変えたりなるべく土や芝の上を歩くようにしたいですね。

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